洋食屋田能久店主戯言 二ノ巻

今週のパスタ

合い挽き肉のトマト風味ラグー

昨日の定休日（１１月１３日）は、快晴無風、まるで小春日和の見本のような天気でした。
そんな絶好の日和に誘われて、碓氷湖からアプトの道をたどって、紅葉見物をしてきました。

レールの撤去されて整備されたアプトの道ですが、トンネルは昔のまま。それを幾つか抜けると、通称めがね橋に到着します。

さらにトンネルを抜けたり、レンガ造りの橋を渡ったりを繰り返すと、旧熊ノ平駅に到着します。アプトの道はここで終点です。

駅から階段を下りると、九十九折の国道１８号線旧道に出ます。その先には目の覚めるような素晴らしい紅葉が。
唱歌の「もみじ」は作詞家の高野辰之が、列車の車窓から見たこのあたりの紅葉の見事さに感銘を受け、書いたものだと言われています。

今週のパスタ

ボンゴレビアンコ
ご存知アサリの塩味スパゲティです。アサリの旨みを吸ったパスタが、えもいわれぬ定番のスパゲティです。

昨日の定休日（１１月３日・文化の日）は、久しぶりに芳ヶ平湿原に出かけました。
年間数回は訪れるのですが、今年はまだ３回目でした。ヒュッテの管理人さん夫妻に挨拶をして、早速湿原へと向かいます。
二日前に降った雪が白根山の斜面を白くしています。湿原の草紅葉と笹の緑の対比が、この時季ならではの光景です。

登りの登山道では小春日和の穏やかな晴天でした。榛名山や赤城山、草津の町もよく見えています。

ところが、午後下山を始めると、志賀高原の方向から雪雲がやって来て、白根山を覆うようになります。

何やら白いものが落ちてきます。木道を見るとアラレでした。もうすぐここは白一色の世界になります。

本日のデザート

ラムレーズンアイスクリーム
田能久の秋から冬の定番デザートのひとつが、このラムレーズンアイスクリームです。
ラム酒にじっくり漬け込んだレーズンが、一味違う大人のデザートを演出しています。

先日の定休日（１０月３０日）に出かけたのは、前週と同じ浅間の外輪山の一部ですが、登山者のより少ない剣が峰でした。
前週のようにまたもや雲海を眺めながらの登山でしたが、この日は上空にも雲がかかり、残念ながら青空はのぞめませんでした。
それでも、足元に広がる落葉松の黄葉があまりに見事で、今回も充分に秋の山を満喫したのでした。

本日のデザート

リンゴのクラフティ
毎年秋になって、紅玉が入荷するとつくるのが、このデザートです。
紅玉の酸味と香りが、カスタードソースとの絶妙なコンビネーションを、導き出してくれます。

先日の定休日（１０月２３日）は、落葉松の黄葉をもとめて、浅間山の外輪山を歩いてきました。
浅間連峰の中腹は厚い雲に覆われていて、一抹の不安が頭をよぎりましたが、登山口を目指してクルマが高度を上げると、雲を突き抜けます。
これは絶景が期待できると、はやる気持ちで足早に樹林帯を抜けると、目の前には見事な雲海がひろがっていました。

浅間山本峰を右手に見ながら、外輪山の稜線を水平移動して行くと、背後から雲海の末端が浅間の裾の湯ノ平に流れ込んできます。

外輪山の稜線から見下ろす湯ノ平は、浅間イエローと呼ぶに相応しい、落葉松の黄葉が今が見ごろと広がります。

今週のパスタ

ベーコンたっぷりのトマトソース・スパゲティ

先日の定休日（１０月１６日）は久しぶりに快晴の予報が出ていましたので、このところご無沙汰だった、南八ヶ岳へ行ってきました。
当初の予定では横岳登頂だったのですが、あまりの快晴に心が浮き立ち、無理を承知で最高峰の赤岳まで足を伸ばしました。

目指す赤岳の左手には、富士山が秀麗な姿を見せて、いやがうえにも登頂意欲を掻き立てられます。

今しがた通過をしてきた横岳を振り返ります。しかし、帰りにはここを上り返すかと思うと、いささか無謀だったかなと一抹の不安がありました。

それでも何とか赤岳も頂上まで辿り着き、まさに360度見渡す限り遮るもののない展望を満喫したのでした。
心配だったクサリ場連続の帰路も、どうにか登り切り、疲労困憊ながらも無事登山口まで降りてこれました。