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二年ぶりの「尾瀬のそば」

8月16日(土)

行きのクルマの中で指折り数えると、今年になって尾瀬エリアには、ワタシ6回目の入山です。
それぞれ目的がありましたが、今回のテーマを掲げれば、13名の大パーティで行く、お気楽グルメハイクでしょうか。
幹事の I 氏が、高崎の「俺のそば」の店主に、洒落で持ちかけた「尾瀬で俺のそばってどう?」の一言で実現したのが一回目の「尾瀬のそば」
それが二年前のちょうど今頃、今回はその第二弾が、お盆休みの一日に再現となりました。
今年の夏は天候不順の週末が多く、この日も例に漏れず雨マークがついていましたが、ハイテンションのメンバーには影響ありません。

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今回は、パーティの人数が多いこともあり、鳩待峠で二班に分かれて、見晴で合流する計画です。
山ノ鼻経由のグループが8名、アヤメ平経由の我われのグループが5名の編成で、出発したのが7時45分でした。
気合を入れて、ちょっと薄暗い針葉樹林帯に突入する、我がアヤメ平グループの面々です。
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アヤメ平に向かう途中の、横田代まではずっと樹林帯が続き、突然ぱっと開けると、点在する池塘の周りはキンコウカの群落です。
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横田代からは、高層湿原に咲く花々は楽しめたのですが、アヤメ平も濃い霧の中、楽しみにしていた周りの景色はまったく見えません。
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濡れて滑る木道に、緊張を強いられたアヤメ平からの下り坂を、ようやく抜けて降り立った尾瀬ヶ原は、拍子抜けするほど閑散としています。
いつもなら多くのハイカーが行き交う木道には、わずかに数人が歩いているのが見えるだけです。
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分岐の竜宮を後にすれば、山ノ鼻グループが今か今かと待つ見晴はもうすぐです。
目的地の見晴らしの背後に現れた燧ケ岳は、雲が取れてきて全容を見せてくれそうです。
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見晴にはちょうど正午に到着しました。さっそくランチの支度に取り掛かるメンバーたち。
こちらは幹事の I 氏が目の前で焼く、ご自慢のフレンチトースト。前日から仕込んだ大きなカットを、人数分焼いてくれました。
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こんがり焼けた香りの良いフレンチトーストの上には、メンバーの T 嬢手作りの、ブルーベリージャムがたっぷり載ります。
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見やると、こちらではお待ちかねの尾瀬そばの支度が、ちゃくちゃくと進行中です。
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揚げ玉やミズ菜まで載せてあり、さすがに用意周到な気の配りよう。見事に「尾瀬のそば」の完成です。
このほかにも、メンバーそれぞれが持ち寄った美味の数々に、お腹がはちきれそうなほどでした。
近くでお昼ご飯を食べていたハイカー達が、目を丸くしていたのが印象的な、グルメランチのひと時でした。
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「このままかえりたくない~!」と言っていたメンバーも、仕方なく重い腰を上げて帰途に付きます。
遥かにつづく木道のその先、明るくなった空の下に、至仏山が見えてきました。
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振り返れば燧ケ岳もくっきり見えて、雨の尾瀬ヶ原なのに、上々の眺めを楽しむことができました。
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ご一緒してくださったみなさん、ありがとうございました。
by tanokyu88 | 2014-08-19 16:35 | そとあそび
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