麓は春、山頂は真冬の上州武尊山

４月６日（日）

この日は、３月いっぱいでクローズした、オグナスキー場のゲレンデを徒歩で登り、前武尊山に到るツアーに行ってきました。
こんな非効率なことをするのは我がチームだけと思いきや、同じことを考えている物好きも多いと見えて、駐車場には数台のクルマがあります。
その中の一台はなんと、xtele のご一行様。「やあやあ！ひさしぶり！」と早くも大盛り上がり。
天気も上々、気持ちよく長丁場のツアーに出発したのでした。・・・・が、一人がビンディングのトラブルで、出遅れのアクシデント発生。
幸い予備の板があったのでそれに履き替えて、ようやく再出発となったのでありました。




このところ、また新たな降雪があったようで、ゲレンデは営業していないのが、勿体ないような綺麗な雪です。
しばらく緩い斜面を歩いていると、はるか遠くに、目的地の前武尊山が見えてきました。

ずいぶん登ってきましたが、まだ行程の半分も来ていません。

出発から２時間ちょっとで、ゲレンデトップに到着。リフト４本分を登りきりました。ここで小休止をします。

元気が戻ったところで、ここからが本当のバックカントリー。前武尊山頂を目指して、ふたたび出発です。

この日はシールの効きがよく、パワーロスがなかったので、３時間少々で無事前武尊山のオグナ像の前に到着です。
ところが、あれほど良かった天候が、シールを剥がしている頃になると、強い風と共に雪が降り出しました。

突然、真冬に戻った山頂では、寒くてお昼ご飯は到底無理。山頂を覆い始めた、雪雲に追い出されるように、十二沢に滑り込みます。

斜面には入れば風も治まり、ブナの大木を縫うように、快適なツリーランがつづきます。

このところの降雪のお陰で、この時期にしては柔らかな雪質に、時おりスプレーも上がる上々の滑りでした。

ゲレンデに戻り、営業の終わったレストランの階段が、ランチ会場に早代わり。いつものように、いつもの儀式から・・・

賑わいの去ったゲレンデは、一抹の寂しさが漂うものですが、こんな仲間とワイワイやれば、ここも楽園です。