西大巓ー西吾妻山テレマークツアー

２月２３日（日）

この日は栃木のテレマーク仲間が企画した、西大巓ー西吾妻山テレマークツアーに参加するため、はるばる裏磐梯まで行ってきました。
集合場所の裏磐梯ビジターセンターに８時半の約束でしたので、高崎を５時に出発し、北関東道から東北道を経由して磐越道と乗り継ぎ、予定時刻の１５分前に到着です。
この日の参加者は、ホスト役の栃木勢に加え、茨城・東京・神奈川・新潟そして我われ群馬勢の、総数１４名の大所帯となりました。
ワタシは東北の山でのスキーツアーは、数年前の鳥海山以来でしたので、大いに期待が膨らみます。
グランデコスキー場にクルマを停め、ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、ゲレンデトップから入山します。




先行者がつけてくれたトレースがありましたので、それを使わせてもらいぐんぐん高度を稼ぎます。
コメツガやオオシラビソの針葉樹林帯は風も無く、時おり現れるダケカンバの枝に付いた霧氷が、目を和ませてくれます。

隊列を組んで登ること１時間あまりで稜線に出ました。いつもの山とは趣の違う、針葉樹林の稜線からはガスで山頂が見えません。

出発から２時間弱で全員無事に西大巓山頂に到着しましたが、視界が全く利かず、僅かに顔を出す三角点で山頂と確認。

西大巓ではお昼ご飯も侭ならないので、西吾妻の山小屋までモンスターの居並ぶ稜線を歩きます。

午後１時、ようやく風の防げる山小屋に到着。遅いお昼ご飯にありつけました。

栃木チームと旧知のスキーやが途中で合流した、１６名の大パーティが入ると、狭い小屋は満員お礼の有様ですが、厳冬期の山中で腰を下ろして寛げるのは、有り難さこの上ないことです。

お腹を満たした一行は、ひと登りで西吾妻山の山頂に立ちますが、山頂を示すものは何もありません。
一瞬だけガスが抜けて、広い山頂部と眼下の針葉樹林帯を、ほんの僅か眺めることができました。

西吾妻山の山頂から少し下りた所でシールを剥がし、いよいよ待望のツリーランの始まりです。

何度も来ているベテランでも、かつて無いほどの雪質だというこの日、思い思いに樹林を縫うように滑ります。

最後までふかふかのパウダーを堪能した一行が、全員無事に帰還したのは、スキー場が営業終了間近の午後４時半のことでした。

企画からインフォメーション、案内係りまで、細やかに配慮してくださった、栃木の皆さんありがとうございました。
おかげさまでとても楽しい一日を過すことができました。ご参加の皆さん、またご一緒しましょう。