晴れのち雨の乗鞍岳 その２

三たびのシール登高の末、一時間ちょっとで稜線に立てました。稜線伝いに進むと、乗鞍岳最高地点の剣ヶ峰は目の前に。
最後の一本は剣が峰と蚕玉岳との鞍部からにして、せっかくここまで登ったのですから、乗鞍本宮にお参りしてから滑り降りることにします。




それでは剣が峰頂上からの景色をご覧ください。
北側はコロナ観測所の背後に、穂高連峰・槍ヶ岳・笠ガ岳など、北アルプス南部の名峰たちが一望のもと。

足元にはハイマツが残雪とのコントラストを見せる位ヶ原。これから位ヶ原まで滑り降ります。

再び目を上げて南東側は、中央アルプスと、その向うに南アルプスが見えます。

南には御嶽山の美しい姿が、すぐ目の前に見えます。

乗鞍岳３０２６mの最高地点です。山頂の乗鞍本宮に無事を祈願したらラストランへ。

ところが低気圧の接近と共に、稜線では３℃まで気温が下がり、風も強くなって体感温度はマイナス５℃以下の状況です。
低温と強風が荒れた雪面を固めてしまい、恐ろしく手強い斜面に変貌していて、メンバーは四苦八苦。

それでも高度が下がるに連れ雪面も緩んできて、全員無事に位ヶ原まで滑り降りることができ一安心。

ここでようやく遅いお昼ご飯になりました。槍・穂高にっ向かって　カンパ～～イ！！

お昼ごはんの後は、位ヶ原からツアーコースに入り、三本滝の駐車場に戻って行きます。

最後のかもしかゲレンデを板を担いで下りる頃に雨が降ってきましたが、本降り前にクルマに辿り着き、幸運なツアーでした。

ご一緒してくれた皆様ありがとうございました。