カテゴリ:百薬の長( 7 )

雪洞貯蔵酒 緑

白玉の 歯にしみとほる秋の夜の 酒はしづかに 飲むべかりけり

わざわざ、あまりに名高い若山牧水の歌を引き合いに出すまでもなく、秋の夜は清酒以上に相応しい酒は見当たりません。
先日、日頃からお世話になっている方が、田能久開店25周年のお祝いにと、くださったのがこのお酒でした。
瓶詰めをしてから0℃に保たれた雪洞で、初夏までゆっくり熟成された、新潟の名醸緑川酒造の「雪洞貯蔵酒 緑」。
雪洞貯蔵によってフレッシュさを残しつつ、熟成された吟醸酒特有の複雑な味のハーモニーが秀逸です。
残念なことに期間限定の特別酒、後を引いても手に入らないので、いつものような粗野な飲み方は厳禁です。
なかなか入手が難しい逸品をくださったAさん、お気遣い感謝いたします。ありがとうございました。
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by tanokyu88 | 2013-09-24 18:57 | 百薬の長 | Comments(0)

朋あり遠方より来る

学生時代を共に過した友人の今年の年賀状に、会議に出席の為3月に高崎に来る予定との、嬉しい知らせが書かれてありました。
今はそれぞれの故郷である山口と群馬に、遠く離れて暮らす身なれば行き来もままならず、年賀状のやり取りだけが互いを繋ぐ手立てでしたので、一日千秋の思いで3月を待ったのでした。。
そして先週、ちょうど30年ぶりの再会は、お互い多少の経年変化こそ、そこかしこに見受けられるものの、見紛うことないあの日の友がそこにいました。
「おお!元気そうじゃのう」と長州弁を聞けば、30年の長い年月も一足飛びにあの頃にと誘ってくれるようで、いつしか夜も更けるまで語り通したのでした。
「朋あり遠方より来る、また楽しからずや」(人生の最高の楽しみの一つは、仲のよい友人とともに酒をくみかわし、歓談することである)という、孔子の教えが身に沁みた一夜でした。
そして、その友が手土産にと渡してくれたのが、入手がとても困難な山口の人気銘柄「獺祭」でした。
後日ありがたく晩酌に封を開け、噂どおりの美酒に酔いつつ、次に会える日を心待ちにするのでした。
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by tanokyu88 | 2013-03-27 17:47 | 百薬の長 | Comments(2)

群馬泉 初しぼり

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埼玉にお住まいのSさんは、遠方にもかかかわらず足しげくご来店くださいます。
先日はわざわざ群馬の地酒の中から吟味された、嬉しい手土産までお持ちくださいました。
食通のSさんの見立てはさすがで、県内の数ある酒蔵の中でも特に評価の高い、島岡酒造の群馬泉「初しぼり」がそれです。
初しぼりをそのまま生詰めしてありますので、瓶の底には澱が沈んでいて、酵母のはたらきがつづいています。
開栓するとシュッと発酵による内圧が抜ける音がして、一口含むと微発泡の爽やかさとともに、新酒の新鮮な香りが鼻に抜けます。
若々しさが魅力の新酒ですから、白身の魚や湯豆腐などの淡白な料理との相性が良さそうです。
12月末からの季節限定出荷なので、とても入手が難しい貴重品を、Sさんありがとうございました。
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by tanokyu88 | 2013-03-08 16:59 | 百薬の長 | Comments(2)

寒い夜もいいもんだ

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今年の冬はことのほか厳しい

左の手の甲が赤く腫れてむくんだようになった

しもやけの酷いヤツだとの診立てに半ばあきれた

それでもだいぶ日も延びて春の兆しも其処此処に見受けられる

冬将軍の最後のあがきだと思えばこの幾日かの夜寒も名残惜しいもの

底冷えの夜更けにはこんな乙なヤツとじっくり付き合うのもいい

湯気とともに立ちのぼるはジャマイカの香り
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by tanokyu88 | 2013-02-26 22:05 | 百薬の長 | Comments(0)

宮寒梅 三米八旨

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ふるさと宮城のお酒をこよなく愛する、素敵な女性からプレゼントされた一本です。
寒梅酒造の自社田で作る三種類の米の、それぞれの長所を引き出して醸された、季節限定の純米吟醸酒。
三米八旨(さんまいはっし)とは、「八つの旨みが咲き乱れる酒」として命名されたとか。
宮城の酒の多くがそうであるように、合わせる料理を引き立てつつ、控え目ながらも自己主張を忘れない仕上りが好ましい一本です。
その名のとおり、三種類の米に適材適所の仕事をさせることで、八つの旨みを醸し出して、最後まで飲み口が変わらないのが見事です。
そのせいで、危うくひと晩で四合瓶を飲み干すところでしたが、翌日の楽しみに少し残す理性が残っていたのが幸いでした。
Yさん御夫妻、美酒のお心遣いありがとございました。


合名会社 寒梅酒造
宮城県大崎市古川柏崎字境田15
TEL 0229-26-2037
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by tanokyu88 | 2013-02-12 17:12 | 百薬の長 | Comments(0)

新春を寿ぐ一本

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群馬辺りにおりますと、酒どころのイメージは新潟・信州・東北、といったところが自然と思い浮かびます。

呑み助の端くれのワタシも、数年前まではご多分にもれずそんな思いでしたが、近頃では静岡の酒蔵に俄然注目しています。

今年の正月用に何がよいか品定めを始めた頃、日頃から愛読しているブログのこちらの記事が目に留まり、迷うことなく決定と相成りました。

いやはや何とも、自分を褒めたいくらいの正解で、お陰さまで結構な三箇日が送れました。

この臥龍梅に限らず、静岡の酒蔵はレベルが高いので、店頭で見かけたら是非一度お試しを!
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by tanokyu88 | 2013-01-07 18:56 | 百薬の長 | Comments(4)

純米酒 黒牛

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本来ならばこちらからお歳暮を差し上げなければいけない方から、こんな結構な品をいただきました。
和歌山は海南市にある名手酒造の純米酒黒牛(くろうし)という銘柄のお酒です。
「約1300年前、海南市黒江は、入り江奥の浜辺であり、今の蔵付近に黒い牛の形をした岩が波辺に見られたといいます」
こんな命名由来の黒牛が描かれた、薄桃色のラベルが印象的な一本は、原料米に60%精米の雄町をつかっています。
雄町らしくすっきりした辛口ですが、酸味のバランスがほど良く、後味がすんなり退いて行きますので、食中酒にぴったりです。
取って置きのお酒ですから特別の日に開けようと思い、昨日のクリスマスイブにじっくり味わいました。
お気遣いいただいたMさん、美味しいお酒をありがとうございました。
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by tanokyu88 | 2012-12-25 17:30 | 百薬の長 | Comments(2)