小兎岳を越えると、いよいよこのコースの核心部中ノ岳が間近に迫ってきます。
稜線から右手の東側の沢には、雪渓がこの時期まで残っていて驚きます。 せっかく高度を稼いでも、最低鞍部までふたたび降下しなければ、中ノ岳には取り付けません。兎岳からは210mも降ります。 鞍部から見上げると、このコース最高峰の中ノ岳は、圧倒的な迫力があります。鞍部からは標高差370mの急登が待っています。 中ノ岳を登りながら振り返ると、遠く左手に燧ケ岳、右手に至仏山と笠ヶ岳、その間には日光白根山が見えてきました。 中腹あたりでは岩場も現れ、アルペンムード漂う高山の趣きも。 午前10時40分中ノ岳山頂に到着です。丹後山避難小屋から約4時間の行程でした。 山頂でひときわ感慨に浸るのは、今回が初めての山泊まり縦走だった、前夜のケーキ製作者です。 その後には中ノ岳避難小屋と越後駒ケ岳、さらに遠くには日本海が見えていました。 山頂より縦走路を見下ろします。こうして見ると、随分長い尾根歩きだったのが良く分かります。 この日は行程が長いので、名残惜しい山頂を後にして下山にかかります。山頂からは標高差1600mを一気に下ります。 わずか直線距離で5km余を、1600m降りるのですから、泊まり装備の重荷がじわじわ足腰に効いて来ます。 二合目からゴールの十字峡が見えますが、ここからでも500mも降りなければなりません。みんな段々無口になってきます。 西日の射す午後4時20分、ようやく十字峡に到着。出発から10時間の長丁場でした。目の前には、前日に登った尾根が見えています。 念願だったこのコース、思っていたよりタフな道のりでしたが、それ以上に素晴らしい感動を与えてくれました。 同行してくれたアラフォー男子三人衆、お世話になりました。
by tanokyu88
| 2013-10-19 18:17
| そとあそび
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