10月13日(日)
十字峡を発着点として、越後三山のひとつ中ノ岳から、利根川水源の大水上山を経由して、丹後山を廻る周回コースは、数年前からの懸案でした。 幸い今年の10月連休は天候に恵まれそうなので、アラフォー男子3人衆を誘って、避難小屋泊の縦走を実現したのでした。 周回コースですから、中ノ岳からでも丹後山が先でも良いのですが、大荷物を背負い上げることを考え、標高の低い丹後山を初日にしました。 画像は丹後山から翌日の縦走路を見ています。一番手前が大水上山、兎岳から小兎岳とつづきますが中ノ岳は雲に隠れています。 十字峡のクルマ止めを潜ると異郷への第一歩、果たして魔界となるか桃源郷となるかの境目です。 しばらくは三国川(さぐりがわ)沿いの平坦な林道を歩きます。 登山口からはうって変わって、絵に描いたような急登の始まりです。前を歩く仲間の靴底が、絶えず目に入るほどの急勾配が待っていました。 画像ではその急坂の実感を、伝えきれないのが癪なほどの、激坂が延々続きます。 このコース、中ノ岳の一合目付近に水場があるだけ。結局二日分の水を自力で担ぎ上げるので、その分ずっしりと肩の荷が重くなります。 登るに連れて雲が垂れ込めてきて、向かいにあるはずの、中ノ岳の稜線を隠してしまいました。 どうやらこの一帯の上だけに、雲がかかっているようです。雲の端にある巻機山から先は、明るい空が広がっています。 高度を上げると濃いガスにすっぽり包まれてしまい、危うく避難小屋への分岐を、通り過ぎそうになったほどです。 出発から5時間20分で、標高差1300メートル以上を登り上げ、丹後山の避難小屋に到着。何はともあれお昼ご飯にします。 午後4時頃になると急に外が明るくなり、急いで小屋の外に出ると、この日初めて中ノ岳が、その秀麗な姿を現してくれました。 山の夕食は早い。この日同宿の12名が暗くなる前に、一斉に晩ご飯の支度を始めます。あちらこちらで良い匂いが立ち込めます。 そんな中、我がチームのシェフが背を向け何やら・・・・・ 振り向くと、こんな素敵なサプライズを用意してくれていたのでした。 おまけに、アラフォー男子三人衆が、ハッピーバースデイまで歌ってくれた時には、年甲斐も無くウルッとしてしまいました。 山にいられるだけでシアワセを感じてしまうのに、それを倍するシアワセをくれたみんな、ありがとうございました。
by tanokyu88
| 2013-10-16 19:39
| そとあそび
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