秋の北アルプス蝶ヶ岳から常念岳を歩く

9月22日(日)

前週は台風18号の直撃で、山行どころの騒ぎではありませんでした。満を持してこの週は、暑さの和らいだ初秋の北アルプスに繰り出しました。
目指すのは、予てから一度は歩きたいと思っていた、蝶ヶ岳から常念岳を縦走するパノラマビューコース。
天気次第で天国と地獄は山歩きの常ですが、とりわけこのコースは稜線を歩きながらの槍・穂高の展望が最大の魅力。
もし視界が悪ければ、単なる修行に終わりかねないだけに、ここ数日間は天気予報とにらめっこの毎日でした。
思いは同じ山ヤのこと、駐車場からあふれたクルマで、狭い路肩も長蛇の車列。でも何とか割り込んで出発となったのでした。

三股の登山口の橋を渡ると、蝶ヶ岳と常念岳の分岐になり、我われは蝶への道へと進んで行きます。
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30分ほどでこのコースの名物、「ゴジラみたいな木」に到着。確かに似ているけど、目まで付けるのは如何なものかと思うのですが。
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約1時間半ほどで休憩ポイント「まめうち平」に着きます。偶然写っている手前の4人家族とはこの後、前になり後になりして、蝶ヶ岳まで一緒に歩くことになります。
夫婦と小学3年生の女の子と6歳の男の子の4人は、長野市から来た山好きのご一家です。
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標高2000mの地点が、このコースのほぼ中間にあたります。ここまで2時間弱ですが、テント泊の重荷が徐々に足に効いてきます。
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やがて見通しの良い開けた場所に出ると、ナナカマドの赤い実の向うに、明日登る常念岳が見えてきました。
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元気いっぱいの女の子Hちゃんは、弟のペースに合わせて歩くのが退屈で、後半は我われと一緒に行動してました。
きっと行き交う登山者たちの目には、三世代登山のように見えたことでしょう。この大滝山との分岐まで来れば、あと1時間の道のりです。
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蝶ヶ岳の山頂はこの標識が無ければ、それとは分らないほどの、小高い丘のような場所でした。
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山頂から見下ろす蝶ヶ岳ヒュッテとテント場。早くテントを張ったお陰で良い場所が確保でき、安眠することができました。
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こちらは、先ほど登ってきた登山道のある東側。安曇野が薄いガスにつつまれ、ぼんやり見えています。
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反対の西側は雲にまかれ、ダケカンバの黄葉がわずかに見えるだけ。槍ヶ岳や穂高連峰の稜線が、雲に隠れてしまっています。
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テントを張ってしまえば夕食まですることも無いので、淡い期待をもちながらカメラ片手にねばっていると、わずかに雲が途切れ、穂高連峰の後から日が射し、天使の梯子が何本も現れました。
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これに気を良くした我われは、今度はヒュッテ横の風の来ない場所に移動して待機します。
すると、ほんの一瞬だけ槍の穂先が、夕暮れの雲の中から顔を見せてくれました。
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迫力の大パノラマは翌日に期待しましょう。つづきます。
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by tanokyu88 | 2013-09-26 17:12 | そとあそび
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