残雪期の燧ケ岳は初登頂

5月12日(日)

尾瀬ヶ原を隔てて並び立つ至仏山と燧ケ岳の名峰ふたつ。
至仏山は群馬側からのアクセスが良く、足しげく通うほどですが、燧ケ岳は福島側に廻らなければならず、残雪期は未踏峰でした。
一時危ぶまれた天候も、回復が見込まれるとの報せに、急遽山仲間を集いスキーでの初登頂を狙いました。

この画像は至仏山中腹から眺める、一週間前の燧ケ岳。
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北関東自動車道が開通し、幾分時間短縮ができたとは言え、御池の登山口を出発できたのは、前橋インターから4時間後。
救いは予報以上に好転した空模様。快晴無風の中、いきなり現れた急登の壁にアタック。ここからはまだ燧ケ岳の姿は見えません。
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最初の壁を何とか遣り過ごすと、広沢田代と呼ばれる高層台地に出ます。地元の三春から来たボーダーのオネエサンと話が弾みます。
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秀麗な燧ケ岳の姿が見えるのは、さらに一段登り上げた熊沢田代に出てから。ここでようやく行程の半分ほど、1時間半の距離です。
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熊沢田代から程なく森林限界を超えると、巨大な雪の壁が立ちはだかります。振り返ると熊沢田代や広沢田代の白い台地が遥か下方です。
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喘ぎ喘ぎ3時間、頂上直下まで登ると、まだ氷の尾瀬沼が眼下に見えてきました。その上方には日光白根山も見えています。
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燧ケ岳は双耳峰、手前の俎嵓(まないたぐら)から見る柴安嵓(しばやすぐら)。その向うに尾瀬ヶ原と至仏山、上州武尊も見えます。
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この日は山頂でも無風状態。おかげでのんびり1時間以上もランチタイムを楽しめました。そろそろ滑降タイムに移ります。
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山頂からはいきなりの急斜面が広がりますが、柔らかな雪質で思いのほか快適な滑りができました。
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相向かいに聳える会津駒ケ岳に向かって滑り降りて行きます。
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樹林帯に入ったところで、ボーダーのオネエサンとふたたび合流。ソロで来るだけありなかなかの足前でした。
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途中の急斜面では、表層雪崩を引き起こす場面も。小規模なので大事には至りませんでした。
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登ったのと同じ分だけ滑って下りられる山は、案外少ないもの。その点燧ケ岳は、山スキーヤーには応えられない山でした。
除雪のすっかり終わった、沼山峠への林道に出ると滑りは終了。少しだけ板を担いで御池まで帰ります。
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初めての残雪期の燧ケ岳は大満足でした。お付き合いいただいた皆さま、ありがとうございました。
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by tanokyu88 | 2013-05-15 17:27 | そとあそび
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